2012年10月11日木曜日

ブリュッセルのアールヌーボー建築



なぜ電気製品のデザインはこんなに味気が無いのか?もっと曲線で波打ったり猫足にしてみたり出来ないのか?とヨーロッパの女性スタッフから提案を受けたことがあった。きっと、こんな刺激が必要なんだろう。ドア一枚でも90°が基本の長方形の姿よりも、味わいのあるデザインになります。
質実剛健、大量生産が可能になった時代に、鉄ならではの強度と加工のしやすさから、デザインに余裕を持たせることができるようになり、建築でもアールヌーボー文化が始まったのでしょう。

ベルギー観光局のホームページによると、ブリュッセルはアールヌーヴォー建築の宝庫。巨匠ヴィクトル・オルタやポール・アンカール、ポール・コーシーらの設計によって19世紀から20世紀初頭に建てられた都市邸宅がいくつも残っています。というとおり、街を歩いていると、いたるところに味のあるデザインが目につきます。

写真は、オルタの家がそのまま美術館になっているオルタハウスの外観です。家の中は、階段・手すり・机・椅子・電気・窓・ドア・取っ手、、、、とすべてに統一感を持った曲線で設計されていました。写真撮影出来なかったので、外観のみの紹介です。



さてさて、オルタハウスの他にも街を歩いていると、楽しい建物が出てきます。今は、個人の家だそうです。住んでみたいが、それなりに手入れが大変なのだろうな。そんなことを気にしないで保存できるような人が住んでいるのでしょう。(勝手な想像)


手すりの下にはステンドグラス。中から見るときれいなんだろうな。ブリュッセルの伝統と歴史を感じます。


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