2009年4月27日月曜日

航空 ストライキ&出発遅延&手荷物紛失 体験記

bag-type.JPGさて、遠い記憶になってしまったが、イタリア旅行からの帰日便は operate by Aritalia のJAL便であった。つまり、運行はおしゃれなイタリア人である。先日のアリタリア便(フィレンツェ - ローマ)は、地上を走る飛行機(ワゴン)に変更されてしまったので、今回もなんかあるとヤやぁ。と、自分にできる最大限の早めにローマ空港に向かい出発3時間前には、カウンターの列に並んだのであった。(3時間前に我々より先に人がいた事には驚いた。日本人は時間に正確である。)スムースにチェックインして、少ない免税店を覘いたあとアリタリアのラウンジへ行って、出発時間を待つのであった。「ここのラウンジは無料インターネット接続はできませんよー。」と綺麗な受付のお姉さんがおしえてくれたので、やることは、飲むか食うかですが、食うものは少しである。お勧めはアイスクリームかな。と、短いラウンジ滞在時間を楽しんでいると、Delayである。
ひぇぇぇ。やっぱり悪い予感が当ってしまった。3時間の遅れだそうである。えぇぇぇ。何で~?と、ラウンジの受付のお姉さんは、「知らないよ」とのことなので、出発ゲートのカウンターに行って見ると、なにやら説明しております。地上スタッフで日本人(多分)が一人いて、その人が説明しています。「飛行機は来ているのですが、乗務員がストライキでおりません。今、乗務員をかき集めたので、3時間後に到着する予定です。大丈夫ですこの飛行機は飛びます。待ってる間に、お食事券をだしますよ~。」フムフム。想定の範囲だな。キットあと4時間後ぐらいには飛ぶのだろう。と、お食事券を貰って、食事をするのであった。。。。まぁ。その後はラウンジを出たり入ったりである。で、3時間後には「あと一時間まってね。」と言われて、やっと4時間遅れで飛び立つのでありました。

ふぇぇ。旅にトラブルは付き物なので楽しまなくてはいけません。

急遽かき集められたスタッフに操縦された飛行機は、遅れを取り戻すこともなく無事成田に到着。

さて、Bagage Clime で預けた荷物を待っていると、1ヶ出てきません。ありゃりゃ。やっぱりアリタリア。やってくれます。はーい。荷物が出てこないんですけど~~~。というと、手荷物の紛失届けを書いて、「見つかれば、明日の飛行機に乗せて翌日配達します。」とのこと。フムフムそりゃー見つかるでしょう。急ぐ荷物ではないので、成田からの運賃が助かったと思えば、良いか。と、その場を去りました。


実は、荷物が出てこないのは2度目で、前回のJALの時と全く同じ対応なので、安心しておりました。

翌日、荷物が見つからないんです。と、いう連絡を受け、ありゃりゃ。そんな。。。っと事の重大さを認識したのであった。
1.成田空港で書いた紛失届けは、世界的にファイルされており、捜索状況が閲覧できるのです。
詳しくは、手荷物検索サービスのご案内(国際線JL/JO便) をご覧ください。
「出発空港でお預かりしたお手荷物を到着空港にてお引渡しできなかった場合、各航空会社と連携して迅速にお手荷物を捜索し、 お客さまのお手元にお届けいたします。
この手荷物検索サービスでは、お客さまご自身で、お手荷物がどのような状況にあるのかをご確認していただくことが出来ます。 尚、このサービスをご利用いただく際は、照会番号とお客さまのお名前が必要となります。 」
とのこと。
手荷物追跡システム World Tracer にアクセスして、照会番号と名前を入力しても、TRACING CONTINUES. PLEASE CHECK BACK LATER. (引き続きお手荷物を捜索しております。)と出るばかり。 ありゃりゃ?

詳しく見ると、バッグのタイプは写真に示したように分かれているのですが、こっ!これでは詳細なんてサッパリ分からないではないか!赤いベルトが着いているとか、シールで大きくイニシャルが書いてあるとか、が無いとなかなか出てこんぞ。私の場合、シールをベタベタとか派手な模様が嫌なので、スーツケースの下に小さく名前を入れているのですが、イタリア人には読めないかも。。それに、ジュラルミンの鞄なのだが、車付のハードタイプのシルバーのスーツケースという情報になってしまっている。メーカー名や大きさを再度伝える事にした。

2.紛失後3日目ぐらいから補償交渉のことを考え始めた。
JALの国際運送約款には、「延着又は紛失若しくは滅失があった場合には手荷物を受け取った日(延着の場合)又は手荷物を受け取ることができたであろう日(紛失又は滅失の場合)から21日以内に、それぞれ当該手荷物の引渡を受ける権利を有する人が会社の事務所に対し異議を述べなければ、いかなる損害賠償も認められません。」とあり、請求しないと出てきません。

賠償額は、国土交通省によるとモントリオール条約:「国際航空運送についてのある規則の統一に関する条約」で、国際航空運送における航空運送人の責任や損害賠償の範囲が定められており、上限1,000SDR(約16万円)とのこと。えぇっ。気を揉んで色々請求書類を書かされた挙句、16万円で落ち着くのでしょう。中身はもちろんスーツケースだって結構なお値段するのですよ。。。。中身は中古のものが多いのですが。。。。一から買うとなると16万円ぐらいは出てしまいます。
勿論、交渉ごとなので中身を証明出来れば、もっと返ってくる可能性もあるのかも。。。。。をっと。。スーツケースの外見でさえ証明が難しいのに中身なんて。。。お土産のレシートぐらいはありますが。。。。。となると、16万円も難しいかも。。。。


3.藁をも掴む気持ちで、アリタリアではなくJALに難癖を付けてみた。
コードシェア便なのでJALにも連絡を入れてみると、丁寧に応えてくれた。イタリアや大阪にも一報して探してくれたようだ。もちろんアリタリアにも連絡したようだ。

4.発見
騒いだ甲斐があったせいか、発見されたそうだ。翌日、鞄が配達されて来た。めでたしめでたし。ひやひやさせるなぁ。カウンターでつけてもらう手荷物タグのシールが無くなっていたそうです。

教訓
スーツケースには明確な目印をつけましょう。
紛失に遭遇した時には、大きさを含めて詳しく特徴を伝えましょう。
リスク回避のため、スーツケースには詰め込まず、夫婦は別々の鞄を持ちましょう。
完全な証明には成らないかも知れませんが、パッキングの前後で中身の写真を取りましょう。
チェックインカウンターで手荷物タグをチャンと着けているか確認しましょう。

手荷物紛失時のお役立ちホームページ
国土交通省:モントリオール条約の発効について
国土交通省の解説:モントリオール条約:「国際航空運送についてのある規則の統一に関する条約」について
手荷物検索サービスのご案内(国際線JL/JO便)
手荷物追跡システム World Tracer

2009年4月2日木曜日

村上開新堂の記念ケーキ

村上開新堂の記念ケーキ村上開新堂は一見さんお断りのお店です。今年は、創業135年の記念の年なので、一年を通して記念ケーキセット(¥3,650)を発売しているそうです。はがき大の小さな箱にぎっしりとケーキが詰まっています。生菓子なので日持ちはしません。
当主の山本道子さんの記憶にある昭和30年前後の村上開新堂のお菓子を製菓部長の平岡さんが再構築して現代の味に仕上げたそうです。が、とっても昔懐かしいお味です。季節ごとに特別ケーキが入っています。2月17日から4月26日までの記念ケーキは、真っ白な生地に抹茶のクリームをはさんだ"ホワイト"で、メレンゲに粉を加えて焼いた白い生地と抹茶のクリームという取り合わせにマシュマロを加えた小さなロールケーキです。生地がモチモチっとしてとってもおいしかったですぞ。
あと7倍大きくても文句は言いません。